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2022年11月に4人組でデビューしたKPOPガールズグループ「FIFTYFIFTY」(フィフティーフィフティー)。
2023年には楽曲「Cupid」が世界的大ヒットしています。
ところが「FIFTYFIFTY」はその後、表舞台から消えてしまいました。
このページではそんな「FIFTYFIFTY」に何があったのかについて詳しくご紹介していきます。
【人気絶頂】FIFTY FIFTYが突然の活動休止
2022年11月デビュー
FIFTY FIFTY(フィフティーフィフティー)は、ATTRAKT所属のKPOPガールズアイドルグループです。
2022年11月18日にミニアルバム『THE FIFTY』でデビューしました。
公式ファンダム名はHUNNIESです。
2023年に楽曲「Cupid」が、アメリカのBillboard Hot 100でトップ20、全英シングルチャートでトップ100にランクインするなど、世界的なヒットを記録。
中小企業所属のK-POPアーティストとしては初めてのことであり、大きな話題を呼んでいました。
「Cupid」の世界的なヒットの記録内容
「FIFTYFIFTY」の楽曲「Cupid」は下記のような華々しいヒットの記録を残しています。
・英国オフィシャルチャートでトップ10入り
・米国で100万ユニット記録
・SpotifyでオーディエンスKPOPガールグループ歴代1位
・「ビルボードグローバル(米国以外)」で2週連続1位
・「ローリング・ストーン」誌の寄稿家選定
(今年上半期最高の歌に選定)
・「ビルボード」スタッフ選定の今年上半期最高の歌50選に入る
・ワールド・デジタル・ソング・セールスチャートにデビュー113日目で8位にランクイン
・Bubbling Under Hot 100 チャートに韓国のアイドルとしては史上最短でランクイン
・「ビルボード」のホット100チャート16週連続ランクイン
FIFTY FIFTYは「Cupid」の世界的ヒットで「中小ドル(中小芸能事務所所属のアイドル)の奇跡」と呼ばれました。
しかし数ヶ月後、専属契約を巡り所属事務所と対立しています。
メンバー4人の内キナさんのみがグループに残り謝罪しています。
3人は脱退しました。
NewJeans×ミンヒジンと比較される
最近、NewJeans生みの親であるミンヒジンさんによるHYBEからの独立計画騒動がありました。
この時「FIFTY FIFTYのようにならないで欲しい」と引き合いに出されて話題になりました。
FIFTY FIFTYがあまりにも世界的ヒットをしたため、育ての親(Cupidを手掛けた音楽プロデューサー)が生みの親(事務所であるATTRAKT)から引き抜こうとしたので、HYBEから引き抜き疑惑があったミンヒジンさんと比較されました。
また、2023年で記録的なヒットをしたのがNewJeansとFIFTY FIFTY。
「ニュジ好きの人はハマる」と言われるほど、FIFTY FIFTYは中毒性がある楽曲をリリースし人気を博していました。
【FIFTY FIFTY】引き抜き疑惑の経緯まとめ
引き抜き疑惑の経緯
2023年6月 | 所属事務所ATTRAKTがアン代表ら3人に詐欺および業務上背任、業務妨害での告訴状を提出 THE GIVERS側は全面否定 |
6月19日 | メンバー4人が専属契約効力停止仮処分申請を提出 |
7月 | ATTRAKTはTHE GIVERSのアン・ソンイル代表に対し業務上横領、私文書捏造および捏造私文書行使で追加告訴 韓国音楽著作権協会はFIFTY FIFTYの楽曲「Cupid」に対する著作権料の支給を保留すると発表 |
8月 | メンバー4人はATTRAKTのチョン・ホンジュン代表をATTRAKTに対する背任容疑でソウル江南警察署に告発 6月19日に出された専属契約効力停止の仮処分申請を棄却 メンバーの法定代理人は裁判所決定に対して不服申し立て |
9月 | ATTRAKTがTHE GIVERSのアン・ソンイルとペク・ジンシルに10億ウォンの損害賠償請求訴訟 |
10月 | キナがソウル高等裁判所に抗告取消書を提出しATTRAKTに復帰 セナ、シオ、アランの3人に対してATTRAKTが専属契約の解除を通告 ソウル高等裁判所は抗告を棄却 |
11月 | THE GIVERSのアン・ソンイルはATTRAKTのチョン・ホンジュン代表を虚偽事実の摘示による名誉毀損の疑いで告訴 |
12月 | ATTRAKTは元メンバー3人やその両親、ならびにTHE GIVERS、アン・ソンイルとペク・ジンシルに対し、損害賠償を請求する民事訴訟を提起 |
2024年3月 | メンバー3人によるチョン・ホンジュン代表背任容疑告発について不送致 |
7月11日 | ATTRAKTがTHE GIVERSを相手に申し立てた約10億ウォン(約1億1,000万円)の損害賠償訴訟の1次弁論期日 ATTRAKT「事前に合意していない業務用役契約を締結し、1億5千万ウォン(約1,700万円)以上を横領した形跡がある」と主張 |
【FIFTY FIFTY】引き抜き疑惑にはこのような方たち(企業)が関係しています。
①FIFTY FIFTYの所属事務所「ATTRAKT 」
②「THE GIVERS」の代表者など3名
③FIFTY FIFTYのメンバーとその親
④FIFTY FIFTYのクライアント
それぞれの主張や行動についてご紹介します。
①所属事務所ATTRAKT
2023年6月23日、「FIFTY FIFTY」の所属事務所である「ATTRAKT (アトラクト)」は、「FIFTY FIFTY」のプロジェクト管理および業務を遂行してきた「THE GIVERS」の代表者など3名を詐欺及び業務上背任で告訴しました。
「ATTRAKT (アトラクト)」の代表はチョン・ホンジュンさん。
「THE GIVERS」の代表はアン・ソンイルさんです。
ATTRAKTの主張
ATTRAKTの主張は、
「自分たちが発掘して、有り金はたいて育てたアーティストが少し売れると、彼女たちに甘言を弄して誘惑し、横から盗んで売り飛ばそうとする輩がいる」
というものでした。
そして、その首謀者として「THE GIVERS」の代表と2名を名指ししています。
ATTRAKTは、FIFTY FIFTYのために投資した費用が80億ウォン(約8億円)だとのこと。
メンバーの健康回復のために手術したとは公表していますが、病名は公開していません。
ATTRAKTは「FIFTY FIFTYに休息期も提供して無理に活動を強行させていない」と主張しています。
②「THE GIVERS」の代表者など3名
THE GIVERSのアン・ソンイル代表は、音楽プロデューサー出身で、ATTRAKTから資金を提供されて、FIFTY FIFTYをプロデュースしてきた人物です。
2023年6月29日、THE GIVERSはATTRAKTの代表による虚偽告訴および持続的な虚偽事実流布行為に対して、強力な法的対応をすると予告しています。
③FIFTY FIFTYのメンバーとその親
2024年6月19日FIFTY FIFTYのメンバーはATTRAKTへの「専属契約効力停止仮処分訴訟」を公表しています。
しかし、キナさんを除くアランさん、セナさん、シオさんの3人が申し立てた専属契約効力停止仮処分申請は、最終棄却されました。
また、FIFTY FIFTYのメンバーの親たちは、裁判が始まる直前にグループ名の商標権登録を申請しました。
申請は放送、公演、エンターテインメント業、衣類、ジュエリー、文具類、サプリメント、コスメなど、商標がつきそうなほとんどの商品に対して商標権を出願していました。
ATTRAKTは、英字の「FIFTY FIFTY」だけに商標権を出願していたのですが、親たちはハングルの商標がまだなのを確認して出願を申請したと言われています。
FIFTY FIFTYのメンバーの主張
仮処分申請は「いかなる外部の介入もなく4人のメンバーが同じ気持ちで決定した」ものである旨の主張がなされています。
「専属契約効力停止仮処分訴訟」の内容は精算資料の誠実な提供義務違反、メンバーたちの身体的・精神的健康管理義務違反、人的・物的資源保有及び支援能力不足です。
④FIFTY FIFTYのクライアント
引き抜き疑惑騒動が持ち上がり揉めている間に、予定されていた次のような世界的な大型企画が次々にキャンセルされています。
・ハリウッド映画「バービー」のMV撮影のキャンセル
・有名サッカー選手とのCMキャンセル
・グローバル電子会社とのCMキャンセル
・8月「KCON LA 2023」不参加
【現在】FIFTY FIFTYがメンバーを入れ替えてカムバ!
FIFTY FIFTYは2024年6月14日メンバーを入れ替えてカムバックすることを公表しました。
所属事務所のATTRAKTは、オーディションにより新メンバー4人を確定し終え、キナさんを含めた5人組として9月カムバックを目指していると明かしています。
そして2024年8月9日0時、公式YouTubeチャンネルを通じて団体トレーラー映像を公開。
今回公開されたトレーラー映像には、ついにベールを脱いだメンバーたちが、明るい笑顔でシーソーに乗っている姿が盛り込まれていました。
キナさんをはじめ、新メンバーであるシャネルさん・イェウォンさん・ハナさん・アテナさんの名前が公開されています。
まとめ
このページでは世界的大ヒット曲「Cupid」で「中小ドル(中小芸能事務所所属のアイドル)の奇跡」と呼ばれたFIFTY FIFTYの専属契約を巡る対立についてご紹介いたしました。
新メンバーによるFIFTY FIFTYの活躍に期待したいと思います。
今回も世界的大ヒットすればいいですね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。