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「少年ファンタジー」で最終投票1位を獲得し、「FANTASY BOYS」としてデビューの夢を掴んだユ・ジュンウォンさんがデビュー前に脱退してしまいました。
そこでこのページでは突然のユ・ジュンウォンさんの脱退について詳しく解説していきます。
そして、やばすぎる?事務所の対応&行き過ぎ?な親御様の行動についてもご紹介しますので、どうぞ最後までお読みください。
【ユジュンウォン】FANTASY BOYSでデビューせず
2023年6月8日の「少年ファンタジー」の最終回で最終投票1位を獲得し、念願のアイドルデビューのチケットを手にしたユ・ジュンウォンさん。
ユ・ジュンウォンさんはグループのリーダーに抜擢されました。
いよいよ正式なデビューだとファンはワクワク。
ところがこのようなニュースが飛び込んできました。
「ユ・ジュンウォンは無断離脱により、グループ活動を共にすることができなくなった。
Pocket Dollスタジオより
公正取引委員会が制定・勧告した標準約款に従って作成された契約書であるにもかかわらず、ユ・ジュンウォンの両親は他のメンバーと比べ、番組で1位を獲得したという名目のもと、収益分配料率の上方修正を求め、契約書の修正を要請した。
ユ・ジュンウォンの両親は、彼を2回にわたって無断で離脱させると同時に、最終的にはグループに合流できないと知らせてきた。」
ユジュンウォン脱退理由は?事務所も親もやばい?
ユジュンウォンさん側から脱退すると知らせて来たと事務所は発表していました。
ユ・ジュンウォンさんは間もなく夢にまでみたデビューが叶うというときに、なぜ脱退してしまったのでしょうか?
1. 契約で事務所と対立
2023年8月23日ユ・ジュンウォンさんが所属予定の事務所と、契約の問題で対立していることが報道されました。
所属予定の事務所とは、「少年ファンタジー」の制作会社ファンキースタジオから「FANTASY BOYS」のマネジメントを委任されたPOCKETDOLL STUDIOです。
2. POCKETDOLL STUDIO側の主張
議論回数 | ・ユ・ジュンウォンと両親と契約書について10回以上議論 |
ユ・ジュンウォン要請内容 | ・収益分配率の上方調整を要求 ・ユジュンウォン側に6、マネジメント側に4と要請 |
収益分配条項 | ・すべてのメンバーに5:5で同一の契約書を伝達している |
収益分配率を調整できない理由 | ・公平性の問題が浮かび上がる可能性がある |
両親がやったこと | ・ユ・ジュンウォンを二度にわたって無断離脱させた ・チームに合流できないという通報をしてきた |
POCKETDOLL STUDIOは、ユ・ジュンウォンさんと両親が
「収益分倍率を上げてほしいと要求し、さらに二度にわたって無断離脱をした」
と主張しました。
また、何度も話し合い、結果的に制作会社から母親の望み通り契約を進めると提案したにも関わらず「契約しない」と言われたと説明。
3. ユジュンウォン側の主張
事務所側の発表とは別に、ユ・ジュンウォンさんにも主張がありました。
自身のインスタを更新し直筆の声明文を掲載しています。
僕はファンの皆さんに恥ずかしい行動は一切しておらず、毎瞬間、最善を尽くしてきました。
僕は中学生3年生の頃からアイドルを夢見て、アカデミーに登録しました。
その過程の中で、色々な難しいこともあったし、大変なことも多かったです。しかし、この全てを乗り越えることができたのは、夢を諦めなかったからです。
ついに僕はファンの皆さんのおかげで、少年ファンタジーで栄光の1位を獲得しました。
しかし、幼い頃から夢見てきたデビューを目前にしても出来ない状況がとても残念で胸が痛むだけです。
Pocket Doll側の主張については、事実とは異なる内容があり、事件の本質から目を背けた内容です。引用:ジュンウォンインスタグラム
契約書上の不合理な契約条項について修正を要求しましたが修正されず、僕と何人かは納得できる合理的な契約条件を要請し続けましたが、会社側はむしろ、常識外れな条件を追加し、合意を強要し、同意しない場合には、出て行っても良いというとんでもない通知まで受けるに至りました。
信頼は回復不可能な状況となり、今後会社と新しい契約関係を作ることはできないという判断に至りました。
納得いかない条件についての修正を求めたものの、逆に悪化して「同意しなければ出ていって良い」とまで言われたとのこと。
また、ユ・ジュンウォンさんの法律代理を務めた法務法人テヨン側は書面を通じて、
「所属会社の態度により、ジュンウォンが今後5年間、専属契約を通じた活動がきちんと成し遂げられるかどうか大きな懸念を持つようになり、結果的に専属契約関係の締結が崩壊するに至った」
引用:ヤフーニュース
とし、法的争いの可能性にも言及しています。
ユジュンウォンさんの主張をまとめるとこのようになります。
契約が締結されなかった理由 | ・収益分配率のためではない ・Pocket Dollの誠意のない進行 ・理解し難い説明 ・契約書への押印を迫られた ・一貫性のない立場により信頼関係が崩れたから |
Pocket Dollの要求 | ・不当な固定比率の負担を強要 |
ユジュンウォンの要求 | ・固定費用の精算ではなく実費精算を要求した |
ユジュンウォンの言い分 | ・ジュンウォンが1位に選ばれたことを理由に収益を増やしてほしいと要求したことはない ・交渉のために精算の比率をジュンウォン6:事務所4にしてほしいと要求したことがあった |
ユジュンウォンの立場 | ・ジュンウォンは所属事務所なしに、「少年ファンタジー」に参加した個人練習生だった |
チームを無断離脱について | ・チームを出ていってもいいと最初に言ったのは事務所 ・日程を協議して宿舎から出た |
契約について | ・個人練習生だけが先に契約書の草案を受け取った ・「ジュンウォンが決めた通りに他のメンバーも活動することになる」と言われた ・押印を迫る事務所の態度に大きな負担と心理的なプレッシャー |
ユジュンウォン側の対応 | ・固定費用に対して、代案(実費精算)を積極的に提示した |
4. 両親の主張
2023年のPocket Dollとユ・ジュンウォンさんと両親の協議について両親のコメントを元に時系列で紹介します。
6月8日 | <デビュー組が決定> ・メンバーは個人練習生・Pocket Dollと事前に専属契約・他の事務所所属のメンバーが混ざっていた |
6月中 | <音楽番組の活動スタート> ・Pocket Dollからは契約の具体的な内容について何ら提案もなく私たちが先に契約書を要求 |
6月30日 | ・マネジメント契約書を受け取ることができた ・Pocket Dollはコンテンツ収益分配率を事務所8:メンバー2で提案してきた ・付属合意書にはマネージャーの人件費などで1ヶ月に5,500万ウォン以上を差し引くと記載 |
7月11日 | <契約内容を決めるための最初の面談> ・付属合意書で毎月5,500万ウォンずつ差し引くという内容はユジュンウォンだけに適用されるということだった ・他のデビュー組の練習生から、Pocket Dollの専属契約書にはコンテンツ収益の分配率7:3という話も聞いていた ・所属事務所の有無によって差別的な契約条件が提示されたことへの懸念 ・交渉のために精算の比率をジュンウォン6:事務所4にしてほしいと要求した |
7月19日 | ・6:4の収益倍率は私たちが問題提起のために要求したものであることを明らかにした ・事務所も了解したと答えた |
7月26日 | ・収益分配率は事務所とメンバー間で5:5で最終調整 ・私たちはこれに異論を提起しなかった |
7月27日 | <2回目の契約> ・事務所は、マネージャーの人件費などの固定費用の負担が明記された付属合意書は修正ができないと明らかにした ・「ジュンウォンが先にサインすれば、他の子たちも同じようにサインをする」 早く契約を締結するように私たちに迫り始めた ・代案として、私たちは固定費ではなく、実際に使われる人件費を実費精算するよう要請 ・Pocket Dollは実費精算をする代わりに「ゴルフ接待費と広報/PR費用、会計チーム別の人件費、スタッフの時間外手当などの費用まで入れる」固定費より金額が増える可能性があると迫った ・契約を進めなくてもいいと2回にわたって通知してきた。 |
8月1日 | ・キム・グァンス会長が事務所で練習していたジュンウォンなど、実費精算を要求したデビュー組のメンバーだけをトイレに呼び出し「同意しなければ出て行け」と言った |
5. 両親の過度な干渉?
PHUNKY STUDIOの法律代理人であるイ・ユンサン弁護士は、ユジュンウォンさんの両親の行動に対して、このように話しています。
- 7月に行われた日本のファンコンサートなどに過度に干渉してきた
- 番組で1位になったのにインタビュー写真の撮影でセンターではなかったと指摘
- 空港ファッションについて指摘
- デビュー準備でジュンウォンさんを2回無断離脱させ、MV撮影が延期
(セット費用・人件費などが発生) - 未成年者でないのにジュンウォンさんに未成年者適用条項まで入れてほしいと要求
これらのことが真実であれば、いわゆる「毒親」(子供に悪影響を及ぼす親)なのでは…?と憶測が広まります。
6. 11人でのデビュー
このことにより、ユ・ジュンウォンさん抜きで2023年9月21日に「FANTASY BOYS」は11人でデビューするに至っています。
事務所側は「この問題を円滑に解決するために最善を尽くし、残りの11人のメンバーが動揺することなくデビューを準備できるよう、全面的な支持を惜しまない」としています。
【最新】ユジュンウォンの裁判状況は?
1. 「少年ファンタジー」制作会社が訴訟を提起
2023年9月13日
「少年ファンタジー」制作会社PHUNKY STUDIOが、優勝したユ・ジュンウォンに対して30億ウォン(約3億3000万円)の損害賠償を求める訴訟を起こしました。
PHUNKY STUDIOは「デビュー組だった参加者の契約不履行により損害が発生し、株主の権利も侵害された」と主張しています。
2. 専属契約効力停止仮処分申請が棄却
ユ・ジュンウォンさんはPHUNKY STUDIOに対して、専属契約の効力停止の仮処分を申し立てました。しかし…
2023年11月24日
PHUNKY STUDIOを相手に提出した専属契約効力停止仮処分申請は、ソウル西部地裁21民事部により「申請を全て棄却する」と判決が下されました。
「債務者(Pocket Dollスタジオ)は、株式会社文化放送との間で締結された契約により、放送制作費総額81億ウォン(約9億3000万円)のうち、71億ウォン(約8億1400万円、各付加価値税別)をすでに負担しており、
引用:news.yahoo.co.jp/articles/0cf75f12f963cb04de3b34e04969764d2c40fb63
事実上その代価として債権者(ユ・ジュンウォン)をはじめとする決勝進出者のマネジメント及びエージェンシーとしての権限を委託されており、債権者もこのような内容の出演契約に同意し、放送に出演していたことや、
債務者が提示した契約の内容の大半は、文化体育観光部が告示した“大衆文化芸術家(歌手)の標準専属契約書”によるものとみられ、債権者が指摘する内容が上記“標準専属契約書”と比較し、債権者に特別不利なものとは言い難い」
この結果を受けて、ユジュンウォン側は弁護士費用と訴訟費用を全て負担することになっています。
事務所の主張とユジュンウォンさんの両親の主張が全然違うことについて、裁判では全く反映されなかったようです。
韓国のメディアでは「行き過ぎた両親の過度の干渉」などと言われています。
ただ両親は大事な息子を預けるのだから、当たり前の行動をとったとも考えられます。
3. キム・グァンス代表の声明
2023年12月5日
「Pocket Dollスタジオ」キム・グァンス代表は
「ユ・ジュンウォンが間違いを悔やみ、東京コンサートの前に戻ってくれば、メンバーたちと議論して共に活動する」
と声明文を出しました。さらにこのような提案をしています。
この声明にはファンが激怒。
2024年2月現在、ユ・ジュンウォンさんは「FANTASY BOYS」メンバーと合流していないことからこの提案は受け入れなかったと考えられます。
キム・グァンス代表はまた
「その後、ユ・ジュンウォンの両親にメールを送ったが、残念ながら無反応だった。
復帰の意思がないものと判断し、制作会社に損害を与えたことに対する法的対応を続けていく」
とコメントを出しています。
キムグァンス代表は、最後まで努力したが残念な気持ちが大きいと述べています。
残念と言いながらも、「復帰の意思がないのなら制作会社に損害を与えたことに対する法的対応を続けていく」と語っていました。
4. 現在
2024年3月
PHUNKY STUDIO側はユ・ジュンウォンさんを相手取って提起した30億ウォン(約3億3,500万円)の損害賠償請求訴訟の訴状を提出した状態にあります。
ユ・ジュンウォンさん側も弁護士を選任し、答弁書を提出しました。
弁論期日はまだ決まっていませんが、今後本格的な訴訟が始まると推測できます。
芸能界内外の注目を集めた訴訟
ユ・ジュンウォンさんがPHUNKY STUDIOを相手に提起した今回の訴訟は、芸能界内外の注目を集めました。
数々のアイドルオーディション番組史上、契約で訴訟にまで発展したのは初めてのケースだったからです。
韓国芸能マネジメント協会の賞罰調整倫理委員会の関係者は
「もし無断離脱が確認され、賞罰委員会に陳情書などが提出される場合、賞罰委員会が開かれる可能性がある」
「芸能人の活動中止などの結論を出すことができ、さらには他の関連機関と協力して強力に措置を取ることができる」
と伝えていました。
無断離脱ではないとジュンウォンさんや両親は訴えているのにまったく聞く耳をもっていないことがわかります。
アイドルデビューを夢見て毎日レッスンに励むジュンウォンさん。
そして多くのジュンウォンさんのファンも推しのデビューを今か今かと待ち望んでいるのに、なぜこのようにこじれてしまったのでしょうか?
10代の少年の夢を大勢の大人たちがみんなでつぶしているようにしか見えなくなってきました。
白馬の騎士か誰かが現れジュンウォンさんを救ってくれたらいいのにと願うばかりです。
まとめ
このページでは過酷なサバイバルオーディションを勝ち抜きやっと手に入れたデビューの夢が遠のいてしまっているユジュンウォンさんについて調査しました。
事務所も闇がありそうですし、親御様も介入するタイプの方のようで、よりこじれてしまったようですね。
ユジュンウォンさんはどうやら板挟みのようです。。。
実力のあるユジュンウォンさんなのできっと近いうちにデビューを果たしてくれると願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。